RPGのオープニング:プレイする前からゲームは始まっている

タイトル画面が現れる前から、すでに何かを語り始めていたゲームがある。

音楽、いくつかのアニメーションカット、まだほとんど紹介されていないキャラクター。そして何年経っても、そのゲームと結びついて記憶に残る空気感。1990年代以降、一部のRPGのオープニングは単なる導入ムービーではなくなっていく。日本のアニメーション表現を直接取り入れ、ひとつの演出された映像として成立するようになった。

この特集では、アニメーション、音楽、リズム、演出という視点からそれぞれのオープニングを分析すると同時に、プレイヤーとしての記憶に何を残したのかも振り返っていく。

ゲーム史上最高のRPGオープニングをランキングすることが目的ではない。ここで取り上げるのは、それぞれに語るべき何かを持ったオープニングだ。

分析したオープニング

ワイルドアームズ — PlayStation、1996年

口笛の旋律、ひとり佇むキャラクター、そして説明するよりも想像させることを選んだ演出。『ワイルドアームズ』のオープニングは、わずか数分でゲーム全体の個性を形づくることができると示している。

ワイルドアームズ アルターコード:F — PlayStation 2、2003年

7年後、リメイク版は新たなイントロダクションで、かつての感情をもう一度呼び起こそうとする。音楽や過去作を思わせる要素は残っているが、映像との関係は変化している。記憶を再びたどるとき、いったい何を本当に再現できるのか。その問いが浮かび上がる。

テイルズ オブ デスティニー — PlayStation、1997年

Production I.G.によるアニメーションと「夢であるように」を組み合わせた『テイルズ オブ デスティニー』のオープニングは、すでにJRPGとアニメの境界を曖昧にしていた。プレイヤーが本格的にコントローラーを握る前から、ゲームは始まっている。

わずか数分が、ひとつの記憶になる

オープニングは通常、わずか数分しか続かない。それでも、そのゲームについて残る記憶の中で、最も強く焼きついた映像のひとつになることがある。

この特集が記録しようとしているのは、まさにその記憶だ。

今後も新たなオープニングを、この分析シリーズに順次加えていく予定だ。

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